１．雨水利用とは

○なぜ雨水を利用する？
　近年では、地球温暖化の気候変動の影響えいきょうもあって、雨の降り方も極端きょくたんになってきていると言われています。長期的にみると、大雨の降る回数が増えているにもかかわらず、雨が降らないときは、まったく降らないという傾向けいこうがあります。
大雨が降ると、交通機関に影響えいきょうがでたり、川があふれるなどの水害になることもあります。また、逆に雨が降らない日が続くと、水不足になることもあります。
そこで、私たちの住むまちでも、大切な水資源である雨水を普段ふだんからためるようにすれば、雨水が一挙に下水道に流れ込まないので、水害も起きにくくなります。

○どうやって雨水を溜ためる？
　地面と比べて汚よごれていない屋根に降った雨水をタンクにためています。屋根に降った雨水は、樋といを流れてくるので、その途中で雨水を取り出し、タンクに注ぎ込んでいます。

○どうやって雨水を利用する？
　タンクにためた雨水は、普段ふだんから洗車や樹木への水やりに利用し、水害などの非常時には、トイレの流し水にも利用できます。

画像：「墨田区ウェブサイト」を参考に描画

※雨水利用は、台風や大雨による災害への備えでもあり、適応てきおう策さくであると言えます。