3.墨田区の緑
まちの緑の量を把握するために、緑地の割合がどれくらいなのかを調べ、自然度合を分かりやすく伝えるための指標として緑被率を用いることがあります。 平成30年度緑被現況調査結果によると、墨田区全体の緑被地の面積は146.72ha、緑被率は10.7%です。その内訳は、樹木被覆地が90.76ha(6.6%)、草地が48.33ha(3.5%)、屋上緑地が7.63ha(0.6%)です。緑被地以外では、裸地が28.01ha(2.0%)、水面が101.68ha(7.4%)、道路・建物等が1,094.72ha(79.8%)です。
〇墨田区の緑被地の面積と割合
項目 | 面積(ha) | 構成比(%) | ||
---|---|---|---|---|
道路・建物等以外 | 276.42 | 20.2 | ||
緑被地 | 146.72 | 10.7 | ||
樹木被覆地 | 90.76 | 6.6 | ||
草地 | 48.33 | 3.5 | ||
屋上緑地 | 7.63 | 0.6 | ||
裸地 | 28.01 | 2.0 | ||
水面 | 101.68 | 7.4 | ||
道路・建物等 | 1,094.72 | 79.8 | ||
区全体 | 1,371.13 | 100.0 |
注)数値は、四捨五入による端数処理のため、集計値が合わない場合がある。
※緑被率:樹林や草等の植生に被われた部分の面積が、地域全体の面積に占めている割合を示すもの
出典:墨田区緑と生物の現況調査報告書(平成31年3月)より
○緑被地分布図
○墨田区の緑について
平成30年度の調査結果において、区全体の緑被率は10.7%となり、前回平成21年度調査と比較して0.2ポイント増加しました。これは、草地と屋上緑地の増加によるもので、樹木被覆地は減少しています。
これは、公園を整備するときに樹木被覆地を芝生広場にしたり、東京スカイツリー®のような大きな商業施設や集合住宅を建てるときに、屋上に緑地を作っているからです。
樹木は、二酸化炭素を吸収したり、暑い日に木陰をつくってくれたり、生きもののすみかになるなど、多くの役割をもっているので、樹木を増やし、きちんと管理していくことが大切です。
※このまちの生き物の種類や数の傾向をみていくと、このまちの生態系の豊かさを見ることにつながります。