3.食品ロスについて
「食品ロス」とは、まだ食べられるにも関わらず捨てられている食べ物のことです。
日本では、年間570万トン(2019年度の値)の食品ロスが発生しています。これは、国民1人当たり約124グラム、およそお茶わん1杯分の食べ物が捨てられている計算になります。
食品ロスは、大きく分けて「家庭から出るもの」(261万トン)と「事業者から出るもの」(309万トン)があります。年間570万トンの食品ロスのうち、約半分は家庭から出されたものとなります。
家庭から発生する食品ロスは、大きく3つに分かれます。
①食卓にのぼった食品で、食べ切られずに廃棄されたもの(食べ残し)
②賞味期限や消費期限が過ぎてしまい、使用・提供されず、手つかずのまま廃棄されたもの(直接廃棄)
③野菜の皮をむくなど、食べられない部分を除去する際に、食べられる部分まで過剰に除去されたもの(過剰除去)
食品ロスを減らすために、私たちができることを考えてみましょう!
買物するとき | ●買い物の前に冷蔵庫の中を確認しましょう。 ●買い物リストをつくるなどして、食材を必要以上に買いすぎないようにしましょう。 ●すぐに食べるものは、賞味期限や消費期限の長いものを選ぶのではなく、 陳列 順に 購入 しましょう(=「てまえどり」)。 出典:農林水産省ウェブサイト ※賞味期限は、品質の 劣化 が比較的遅い食品に表示されており、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。※消費期限は、品質の 劣化 が早い食品に表示されています。余らせて捨てることのないよう、期限内に食べきるようにしましょう。 |
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料理するとき | ●食べられる分だけ作りましょう。 |
食べるとき | ●学校の給食では残さず食べましょう。 ●外食では食べきれる分だけ注文して残さず食べましょう。 |
食品があまったとき |
●家庭で余っている食品があるとき、必要としている福祉施設等に寄付します。このような活動のことを「フードドライブ」といいます。 以下のような食品の寄付を受け付けています。 ・お米(白米) ・インスタント・レトルト食品 ・コーヒーなどのしこう品 ・しょうゆ・みそなどの調味料 ・肉・魚・果物などの缶詰 ・パスタなどの乾めん類 など ※受け取れない食品 ・賞味期限の表示がないもの、賞味期限が1か月未満のもの ・包装や外装が破損しているもの、開封済みのもの ・冷凍食品など常温保存できないもの ・生鮮食品、アルコール類 |
※食品ロスについて考えると、「もったいない」を再認識します。